あなたはどのタイプ?実は4つもあったO脚の種類

O脚は外見上の見た目が悪くなるだけでなく、様々な身体の不調を引き起こす原因にもなるとされています。

そのO脚の原因は骨盤・股関節・下腿にあるということは、当ブログでご紹介してきました。

ところで一言に「O脚」と言っても、実はその種類は一つではありません。
O脚にも実は4つのパターンが存在するのです。

そこで、今回はO脚のタイプとタイプ別の特徴について解説していこうかと思います。

 

ひざ下O脚

膝下O脚

一つ目は「ひざ下O脚」です。

足を閉じたときに脚の付け根から膝にかけては閉じられるのですが、ひざ下に空間ができてしま
い、ひざ下からかかとにかけてアルファベットの「O」の字を作ってしまうのがこのタイプのO脚です。

 

ひざの外側にある「腓骨頭」が外側にずれてはみ出し、ひどい状態になると自分でも自覚しやすいほどに腓骨頭が出っ張ることもあります。それに伴ってすねの外側に余分な脂肪や筋肉がついてしまい、すねの外側が発達した太い脚になってしまいます。

 

また、足指全体を足の甲側に思いっきり曲げたときに、すねの筋肉が盛り上がって力こぶが出来上がるのも、このタイプのO脚の特徴です。
この状態では筋肉が硬くなって疲労しやすくなり、すねが張ったりだるくなりやすくなります。

また「むくみ」ができやすくなるのも特徴です。

 

ちょっと歩くだけでも疲れやすくなってしまいます。その際に発生する「足の不安定」を体の上半身が補うようになり、腰痛や肩こりなどの原因になることもあります。

 

股関節O脚

O脚

次は「股関節O脚」です。

 

「ひざ下O脚」の場合は、脚を閉じたときにまたしたが閉じていられています。

ところが、このタイプのO脚になると脚の付け根にも空間ができてしまい、股関節からかかとにかけて大きなアルファベットの「O」を形作ってしまいます。

 

股関節部分が閉じられないので、カタカナの「コ」を90度左に回転させた「門構え」のような形になるのが特徴です。

太ももの付け根の部分に該当する「大転子」が股関節から外側にずれてしまい、開いていることが原因です。それに伴ってももやお尻の肉も外側に引っ張られてしまい、垂れ下がったり横幅が広くなってしまうといった状態になります。

 

股関節O脚の状態が続くと、開脚運動ができなくなるといった特徴もあります。また、ひざ下O脚と同様に腰痛や肩こりなどの症状を伴う他、消化器官の不調なども伴う可能性が高くなります。

ひざ下O脚+股関節O脚

強度のO脚

上記の症状は単独でも発症しますが、同時に発症することも十分に考えられます。

つまり、股関節のO脚とひざ下のO脚が両方とも現れている状態です。

むしろ、O脚のほとんどはこの症状・状態であるといった方が正しいでしょう。

年齢層も幅広く、若年層からお年寄りまで幅広く症状がみられています。

 

脚を閉じようとしても脚の間に空間ができ、その隙間は単独でのO脚に比べて広くなりやすいです。股関節が開き、ひざも開いているので、下半身のバランスが極端に悪くなってしまいます。

バランスが悪いことによる不安定は太ももやお尻の部分で補っているため、負担が大きくなってその部分を太くしてしまうのも特徴です。

 

この状態でも開脚運動ができないといった特徴があります。

また、内臓が下垂しやすくなり、いわゆる「ポッコリお腹」の状態になってしまいます。

下半身だけでなく上半身のバランスも悪くなるので、頭痛や腰痛、肩こりなどの症状が現れます。

 

XO脚

XO脚

XO脚では、上記の症状とは異なり「ひざはくっつけることができる」という特徴があります。

逆に、太ももとすねの部分はくっつけることができないので、アルファベットの「X」のような形になることからXO脚と呼ばれています。

 

XO脚の症状がみられる人は、
「内またで歩く」「猫背」「ひざの皿が内側を向いている」という動作・体型的な特徴を持っていることが多いです。

XO脚の状態では太もも、ひざの外側、お尻の外側が発達しているという外見的な特徴もみられます。

 

ひざが反りすぎていることが多く、それによって腰の反りすぎを伴い、反り腰による腰痛の原因になります。

 

まとめ

 

一言でO脚と言っても4つのパターンが存在する。

また、O脚は見た目の悪さだけでなく、それ以外にも身体的な不調を引き起こす原因となる。