外反母趾のリスクが高まる「鈎足(こうそく)」とは?

外反母趾になるリスクがある足の症状に鈎足というものがあります。

鈎足は【こうそく・かぎあし】と呼ばれ、あまり聞き慣れない言葉かもしれません。

先天性のものもあり、子供に多い足の症状ですが、怪我やヒールなどで大人でもなりうる可能性はあります。

今日はそんな鈎足についてご説明致します。

鈎足とは?

通常、つま先立ちやかかと足立ちはスムーズに出来ます。

健康な人は、バランスさえ保てればなんの苦労もないでしょう。

しかし、鈎足は足首が下に下りてくれない為、つま先を上げる事が出来なくなる症状です。

つまり、つま先立ちが出来なくなります。

因みに、つま先を上げて、かかと足立ちになる事が出来ない症状は尖足(せんそく)と呼ばれます。

なぜ、鉤足になる?

鉤足の原因は様々ですが、

先天性によるものもあります。

 

後天的に発症する原因で一番多いのは小児麻痺です。

 

主に、ふくらはぎの筋肉(ヒラメ筋・腓腹筋)に走っている神経(脛骨神経)が麻痺をし、つま先立ちが出来なくなります。

 

外傷的にも起こりやすく、怪我や重度の火傷により、皮膚が収縮して硬くなり、発症します。

 

鉤足を発症すると、痺れ・足の感覚が鈍くなる・夜に足の裏が痛くなるといった症状が出てきます。

 

先天性の鈎足の予後は良好であり、放置していても良くなるケースもあります。

 

鉤足が進行すると

つま先立ちが出来なくなる為、足を蹴り出す事が出来なくなります。

 

そうすると、所謂【ペンギン歩き】のようになり、ぺたぺたとした歩き方になります。

 

当然、足指は上手く使えない為、足の裏のアーチは崩れます。

 

足の裏のアーチが崩れれば、扁平足や開帳足になり、外反母趾のリスクが高くなります。

 

しかし、近年では鈎足でなくともヒールや運動不足の為に足指や足首の動きが悪くなり、ペンギン歩きの方が増えています。

 

元々、外反母趾は欧米人に多く日本人は少ないとされていました。

 

しかし、欧米の文化が入り、技術の発展により、草履から靴になり、徒歩から車へと変化したせいで、足を使う機会がぐんと減りました。

 

そこで、ペンギン歩きのように上手く歩く事が出来ない人が増えました。

 

外反母趾は、圧倒的に女性に多いとされていましたが

この文化の変化により更に増加傾向にあります。

鈎足を改善するエクササイズ

鈎足を改善させるポイントは【ふくらはぎ】と【足首】です。

 

この二つの部分を緩めたり動きを良くすると、鈎足の症状が改善されやすくなります。

 

どのエクササイズも、湯船に浸かったまま出来るので、水分摂取をしっかりと摂りながらお風呂で行うと体温が上がり筋肉が緩みやすくなるので効果的です。

 

また、エクササイズだけでなく、鈎足用の装具を装着して生活するのも有効です。

 

しっかりと医療機関で治療を重ねながら、自分でも自宅でリハビリを行いましょう。

 

① ふくらはぎマッサージ

・座った状態で片足を伸ばした足の上に乗せ、ふくらはぎをマッサージします。

こうすると、ふくらはぎの緊張が取れる為、神経の流れが良くなります。

 

② 足首回し

・①と同じ体勢で、足指の間に指を通す。

・そのままゆっくりと内回し外回しを各15回〜30回行う。

 

③ 足指ほぐし

・足の甲を手で包み込む。

・そのままの体勢で、上下に動かしたり、回したりを繰り返す。

まとめ

先天性で起こる事が多い鈎足ですが、鈎足とは言わないまでもつま先立ちが出来ない子供や大人は増えています。

 

街でビールを履いている女性を見ると、お尻を突き出して膝が曲がったまま歩いている姿を良く見かけます。

 

そのように歩いている女性は、足首を全く使っておらず、ペンギン歩きになっています。

 

折角お洒落のためにヒールを履いていても、不細工な歩き方になると勿体ないですよね。

 

外反母趾は、靴が原因で起こるものではありません。

 

どんな靴でも、しっかりと膝と背筋を伸ばして足を使うように歩くことができれば、見た目も美しいですし、ペンギン歩きや外反母趾のリスクは減少します。

 

今一度、自分の歩き方を見直してみましょう。

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