今回は内反小趾のセルフケアに特化した内容です。
内反小趾は外反母趾同様に、当センターでも相談の多い足のトラブルです。
以前のブログでも概要やセルフケアを解説しました。
今回の記事では特に相談やYouTubeでも再生数の多い『内反小趾を自分で改善していくマッサージ法』をまとめたものを解説しながらご紹介していきたいと思います。
内反小趾マッサージ法
内反小趾は足の小指側の骨・腱・関節などが炎症を起こすことによって起こります。
中でも足の裏側にある『小指球』部分は、特に負担がかかりやすくトラブルの原因になります。
この方法では3つのポイントに分けてこの小指球に対してアプローチしています。
※動画でも解説していますが、行うときにはマッサージローションを使うととてもやりやすいですし、効果が高いです(というか、必ず使ってほしいです。)。
マッサージローションでなくても。ハンドクリームやワセリンなどでも代用できるので使ってみてくださいね。
1.中足骨頭部分
小指を中心とした外側アーチの一端を担う部分です。
この部分を足の甲側に持ち上げるようにしてマッサージを行います。
内反小趾になっている方は、この部分が足の裏側に落ち窪んでいることが多いです。
ですから、しっかりと持ち上げながら小指の先側に力を流してマッサージをしていきます。
2.小指球の内側をなぞる
小指球の内側には、足裏を構成する筋肉や腱、靭帯がたくさん存在します。
内反小趾を改善するには、これらの部分を刺激することは非常に有効です。
やり方としては、小指球に対して一定の圧力をかけながら、なぞるようにして小指に流していきます。
3.アーチ自体を持ち上げる
1ではアーチの頭になってくる部分をマッサージして持ち上げることを意識しました。
ここでは、アーチ自体を持ち上げるようにマッサージを行います。
骨を持ち上げるというイメージで行うので、ここでも持続的な力を込めて行う必要があります。
マッサージ法2
次のマッサージ法は『アーチを横から刺激する』です。
この部分は触ってみると足裏よりもコンモリとしていて、素人の方でも筋肉が多いことがよく分かると思います。
この部分もポイントを意識してマッサージを行うことで、内反小趾の痛み・はれを中心とした症状改善に役立ちますので、ぜひ、動画を見ながら実践してみてください。
このマッサージ法もローションを用いることをおすすめします。
アーチを外側から刺激する
今回のマッサージのポイントは一つになります。
ただ、範囲が広くなります。
画像の部分をひたすら力を込めてマッサージを行う。
それだけになりますので、マッサージ法1と比べると工程自体は簡単になります。
ちなみに、このポイントはツボで言う京骨(けいこつ)というぶぶんになります。
まとめ・注意
上記、3つと1つのポイントを押さえたマッサージは継続して行うことにより痛みや腫れに対して非常に有効です。
頻度としては、2〜3日に1回くらいのペースで行うのがよいでしょう。
正直、このブログの記事をみただけでは実践は難しいと思いますので、動画をみながらコツコツと続けてみてください。
最後に一点注意です。
このマッサージ、慣れないとすごく痛いです。
終わった後もジンジンします。
ただ、これ自体はいつまでも続くわけではありませんし、症状が緩和してくればマッサージ時の痛みもマシになります。
痛みが続く時は、一度マッサージを中止して、痛みが治まればまた再開するという感じで続けていきましょう。
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