以下に紹介する『三つの基準』を知れば、O脚を悪化させずに済みます!
現在、日本でO脚を持っている方は7割近くいるそうです。
今の時期ではなかなかないと思いますが、女性でO脚のために短いスカートを履く事を避けている方もおられます。
インターネットで O脚 改善 などと検索すると様々な方法が文章や動画で紹介されています。
それだけ世間ではO脚に悩んでおられる方が多いのでしょう。
しかしながら悲しい事に結果が出ない・もしくは出にくいO脚のセルフケアを紹介しているものもあります。
ばかりか、取り組みを間違えると悪化させるものさえあります。
では、どういったセルフケアを避けるべきなのか?
今回は当院の考えを元に紹介していきたいと思います。
O脚のそもそもの原因とは?
以前にも紹介しましたが、O脚の原因は『骨盤の傾き』と『股関節のねじれ』『下腿のねじれ』にあります。(詳しくはこちら)
O脚の種類にもよりますが多くの場合は骨盤が前に傾きすぎていること。
股関節がおおきく内側にねじれていること。これらが原因になっています。
多くの方々が、膝がくっつかない事に着目して膝をくっつける事ばかりに意識をとらわれがちですが、変形性の膝関節症を引き起こしている場合を覗いて膝に原因はないのです。
つまり、O脚を改善するには骨盤の傾き・股関節のねじれ・下腿のねじれを改善していく必要があります。
これをすると悪化する?間違ったセルフケア
世間で紹介されているセルフケアには上記で紹介した原因を増強させるものも存在します。
中でもこれはやらない方がいいというものを以下に
内転筋のトレーニング
太ももや膝の内側に隙間ができるのは脚を内側に締める筋肉が弱っているから・・・
という見解がありますが、事実はそうではありません。
股関節は内側に大きくねじれる動き(内旋)をするとO脚は悪化します。
試しに立った状態で自分のつま先を内側に捻ってみてください。
この状態では絶対に両脚の膝同士がくっつく事はないと思います。
結果、股関節が内側にねじれる事はO脚を悪化させてしまうのです。
これを踏まえて、内転筋トレーニングを考えます。
内転筋トレーニングを行うと、太ももの内側の内転筋群が強化されます。
しかし、この内転筋は『内旋』という動きも同時に担っています。
つまり、この内転筋を鍛えるという事は股関節を内側にねじる『内旋』を強める事になり結論としてはO脚を自己にて強める事になるのです。
膝をひもで縛る
脚をしばる・膝を縛る・寝ている間に縛る・素材を変えて縛る
いろんな方法があります。
個人的には健康面で考えてもこの方法はお勧めできません。
なぜなら、上でも紹介しているようにO脚の原因自体にアプローチが出来ていないばかりか、縛り方を間違える血管や神経を圧迫し、脚の痛みを出したりむくみの原因を作ったりするからです。
また、寝ている間に行うというものもありますが、これは寝返りの事を考えていません。
体循環が悪くなり、翌日の体調不良にも繋がりかねません。
一見簡単に改善できそうですが、何事も簡単に解決できる事はありません。
これら以外にも間違ったセルフケアは存在する。そうしないために着目すべき基準は・・・
(整体二回目 自宅でのセルフケア指導一週間後 ※効果効能には個人差があり、効果を保証するものではありません。)
上記で紹介している内容以外にも間違ったセルフケアは存在します。
もちろん、素晴らしい理論で正しく結果の出るものもあります。
それらを間違わずに自分で判断するには・・・
今回着目した原因
骨盤の傾き
股関節
下腿のねじれ
これら二つ、ないし三つにしっかりとアプローチできているか?
このような基準を持っていると間違った情報に流されないようになります。
正しい基準を持って、おいそれと世間で流れている情報に流されて自分のO脚を悪化させないよう十分に注意しましょう。