外反母趾は遺伝するの?
『すみません。私の親指曲がってますよね?』
『ちょーっと曲がってますね。軽度の外反母趾ですね。痛みとかでてます?』
『いえ、痛みはないんです。でも・・・』
『でも?』
『はい、私のお母さんも外反母趾で、姉も外反母趾で親指が痛いって言うてるんです。』
『お母さんに、お姉さんまで・・・』
『そうなんです。今は私、痛みは出てへんねんけど、将来的に歩けへんようになるんちゃうかって不安なんです。』
『身近に傷んでいる人がいると不安ですね。』
『先生!外反母趾って遺伝するんですか?将来怖いんですけど・・・』
これは実際にあった会話です。
ちなみに、外反母趾での問い合わせや質問について、ハイヒールとの関係性についで最も多いのがこの質問です。
では実際のところどうなのでしょうか?
私の見解を述べながら、解説していきたいと思います。
結論 遺伝との関係はあります
目の大きさ、鼻の形、顔の輪郭、足の長さなど、骨格には遺伝的な要素が強いと言われています。
外反母趾もその例に漏れないようです。
ハーバード大学のMarian Hannnan博士は、外反母趾を訴える人とその家族を期間を設けて追跡調査。
その結果、家族に外反母趾の発症者がいる人は、性別・年齢に関わらず、外反母趾になる可能が高いこということを発表しています。
つまり、おじいちゃんやおばあちゃん、お父さんにお母さん、姉妹や兄弟の誰かが外反母趾であるとするなら、自分が外反母趾になる可能性が高いということです。
外反母趾は進行性で、末期まで進むと歩行が困難・不能となります。
そうしたリスクも考えると、今は痛くなくてもご家族に外反母趾で苦しんでいる方がおられる場合は、注意が必要ですね。
やっぱり遺伝なんや・・・そしたら、もう諦めるしかないん?
ここからは私の見解が入ります。
確かに骨格が似るというのは外反母趾のリスク面で大きなアドバンテージになるとは思います。
しかしながら、遺伝的な要素のみですべてが決まるわけではないと思います。
例えば、ご家族に外反母趾の方がいない人でも外反母趾を発症している方は多数おられます。
これは、後天的な要素と言えます。
後天的な要素の多くは、歩き方や指の使い方による筋力低下が引き起こした生活習慣です。
こうした場合は生活習慣を改善すれば、外反母趾による痛みは大幅に改善します。
(足指の使い方改善エクササイズはコチラ)
これは、後天的な方のみに言えるわけではありません。
私の経験上、遺伝などの先天的要因を持つ方にも大変有効といえます。
まとめ
外反母趾は遺伝的側面が強い。
家族に外反母趾で苦しんでいる方がいる人は、将来的に注意が必要。
筋力強化などの生活習慣を改善すれば、たとえ遺伝の要素が強い症状でも十分に対応できる。
もし、ご家族に外反母趾で苦しんでいる方がいて、自分も将来苦しむことになるのかと不安な方
諦める必要はありませんよ^^
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