あなたはこのようなことでおなやみではありませんか?
- 靴を履いて歩いていると痛い。
- なんだか最近親指が曲がってきた。
- 靴を履いた後、親指の付け根が赤く腫れる。
- 親指だけでなく、小指の付け根も痛くなってきた。
- 靴選びに困る。
- 新しい靴を買いたいけど、ほぼ賭けになるから手が出せない。
- ヒールを履く場に行くときは、靴を二足使い分けている。
こんな初期外反母趾の痛みでお困りの方にとって以下の記事はとても有用な情報になるでしょう。
初期外反母趾の特徴
1.出っ張りの部分が痛む。
以前は曲がっていても全く大丈夫だったのが、ある時を境に痛み強くなります。
初期外反母趾は靴を履いて最初は全く問題ないのですが、数十分歩くと次第に痛みが出てきます。休憩するとその痛みも治まるのですが、同じように数十分あるき続けると同様に痛みも出ます。
2.赤く腫れる
これは靴が外反母趾の出っ張り部分で擦れ続けることによる炎症反応です。
【なんか痛いなー】と思って靴を脱ぐと、その部分が赤く腫れているのがわかります。
3.ふくらはぎや足が疲れやすい
初期外反母趾の場合、足が痛くなることもありますが、疲れやすくなるという特徴もあります。
主な部分としては足裏・ふくらはぎ・スネの部分などです。
4.足がむくむ
仕事から家に帰り、靴下やストッキングを脱ぐと軽く痕が付いていたりします。
これは足のむくみです。
初期外反母趾では足全体が浮腫んだようになるという方もおられます。
これらが起こる原因とは?
大きな原因は親指の関節の固さです。
外反母趾でない正常な足ゆびは、手の握りこぶしのように第三関節の部分でしっかりと曲げ伸ばしが出来ます。
しかし、初期外反母趾の場合、この部分の関節の動きが不良になっています。
本来なら指の関節がしっかりと動いて地面を蹴り出すことが出来るのですが、初期外反母趾の場合これができていません。
関節の動きが不良であるにも関わらず、本来の足の機能を期待した負荷をかけることで痛みが生じてくるのです。
意外なきっかけ
1.親指をぶつける
柱の角などでぶつけ、親指をひねったなどを契機に起こることもあります。
初期外反母趾は親指の関節が硬くなる→関節を繰り返し使う→炎症が起こる
このようにして痛みを生じてきます。
ところが関節をぶつけることによって、繰り返し使うというステップを飛ばしていきなり炎症を起こします。
こうなると外反母趾特有の痛みを生じます。
2.新しい靴を履く
新しい靴を履くと以前の慣れている靴と違い、材質にもよりますが関節部分の動きの固さが目立ちます。
固くなった親指の関節の動きが材質の問題もあり、負荷を強くかける事になります。
そのため、新しい靴を履いた際にも初期外反母趾を起こすリスクがあります。
初期外反母趾の予防と対処法
1.親指を柔らかくする
奥の初期外反母趾は親指の関節の動きが悪いため起こります。
そのため、親指の関節を柔らかくすることが重要です。
そのため、以下のようなエクササイズが有効です。
親指をつまんで回す。
これだけです。
親指の関節をつまんでくるくると回します。
こうすることで関節を包んでいる袋や靭帯が柔らかくなるので親指の関節をやらかくする事ができます。
2.氷で冷やす
赤く腫れている、痛みが出ている部分を氷で冷やすことです。
氷で冷やすことで炎症を押さえ、痛みの軽減に役立ちます。
湿布でも同様の効果は得られますか?などと聞かれることもありますが、湿布では効果が薄いです。
氷で冷やすことが重要です。
冷やし方は直接痛い部分に氷を当てるか、氷嚢などを作って当てるのが良いでしょう。
時間は10分程度で充分です。
3.足裏のマッサージ
足裏の足底腱膜という部分が硬くなると、指への負担が増加します。
そうならないよう、普段から足裏のマッサージを行い初期外反母趾の負担を減らすことが重要です。
4.足の甲のマッサージ
足の甲には背側骨間筋という筋肉があり、この部分が硬くなると初期外反母趾の痛みが強くなります。
よってこの部分をしっかりとマッサージすることによって痛みの軽減に役立ちます。
5.グーパー体操
これも関節を柔軟にするための運動として役立ちます。
初期外反母趾の方は足で握りこぶしを作ることが出来ません。
ですから、こうした運動を繰り返しあしゆびで握りこぶしが作れるようになることが初期外反母趾の痛みを悪化させないことに役立ちます。
大事なのは継続すること
初期外反母趾の痛みが起こる際、きっかけは一瞬かもしれませんが、起こるための原因は日々の足の状態によります。
よって、初期外反母趾の痛みを引き起こすまでには十分な時間を要しています。
ですから、痛みを自己にて改善していくためには継続性が必要になります。
上に紹介した取り組みを日々行うことによって、足の状態は改善されていくでしょう。
もし、上記取り組みを行っても改善が見られない場合は近くの専門家にご相談することをおすすめします。